みちしるべのないみち の みちしるべ

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2009年03月01日 (09:40)

水の法師

都をば 霞とともにたちしかど 秋風ぞふく白河の関
春の霞とともに都を旅立ったのに、白河の関に着いた時には、もう秋風が吹いている。

有名なこの歌を思い出すまでもなく能因といえば、西行芭蕉がみちのくを歩くきっかけとなった歌人です。


その能因、なぜか水に縁があります。



大山祇神社に天然記念物・樹齢3000年と言われる「雨乞いの楠」があります。
1100年ごろ伊予国守藤原範国に招かれた能因

天の川 苗代水にせきくだせ 雨降ります神ならば神
と詠んで祈り、伊予国に3日続きの雨を降らせたと伝えられています。



また能因は生活水として「花の井」と呼ばれている井戸を使っていました。

あし引きの山下水に 影みれば 眉しろたへに 我老にけり

と歌った「山下水」というのは「花の井」の別名ということです。
さて、この歌にみられるように、「花の井」に写る自らの姿に老いを感じた能因は「不老水」と呼ばれる泉を見つけ出し不老不死を求めます。
法師のイメージと不死への執念、その奇妙な取り合わせには何か得体の知れない怖さがあります。


およそ千年のときを経て、「花の井」「不老水」ともに史跡として残されていますが、あまり手入れはされていないようです。「雨乞いの楠」は枯れているとも聞きます。
白河の関」はずいぶん前に一度訪れたことがありますが車で走っていると気付かずに通り過ぎてしまいかねないような寂しい佇まいでした。
能因法師の墳墓も残されていますが、見つけ出すことさえ難しいような状態だといいます。

西行や芭蕉が憧れた能因を今に伝える史跡としては少し淋しいような気もします。



最後になりますが、百人一首では 
 

あらし吹く 三室の山のもみぢばは 龍田の川の にしきなりけり

奈良県生駒の三室山(みむろ山には神の降りる山という意味もある)と竜田川を歌ったこの歌が選ばれています。


   *     *     *     *     * 


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