みちしるべのないみち の みちしるべ

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2009年03月19日 (10:54)

この道

松尾芭蕉という人の亡くなった年齢をご存知でしょうか?

1644年生まれ 1694年没 享年51
イメージよりも若くありませんか?


芭蕉は自ら老いを望んでいたようです。
老いの身で旅をし 俳句を読み紀行文を記す。
芭蕉の生涯の目的は そんなところにあったように見えます。


さて『奥の細道』ですが

行く春や 鳥啼き魚の 目は泪     
と行く春に旅立ちの時を迎え

蛤の ふたみにわかれ 行く秋ぞ    
と行く秋に旅の終わりを告げる。

文学を語るほどの知識も学もない私ですが
この部分だけを切り取ってみて「上手くできてるなぁ」と感心しています。



わづらはで 月には夜も かよひけり  隣へつたふ 畔のほそ道
 芭蕉から遡ることおよそ500年 奥州を歩いた西行


都をば 霞とともに たちしかど 秋風ぞ吹く 白河の関
 西行のさらに100年前 奥州をめぐった能因


月日は百代の過客にして 行きかふ年も又旅人なり

ご存知の書き出しで始まるこの紀行文におさめられた旅は、旅人が数百年の時をたどった旅でもあったのです。



松尾芭蕉 辞世の句とも言われている一句を最後に記します。
芭蕉にとって『』とはなんだったのか...自分にとって『』とはなんなのか...
そんなことを考えてみたくなります。


この道や ゆく人なしに 秋の暮れ




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